フレイルとは

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医学における「フレイル (Frailty)」とは、高齢期に心身の予備能力が低下し、ストレスに対する脆弱性が高まった状態を指します。

これは、健康な状態と、介護が必要な状態(要介護状態)のちょうど中間に位置する段階と考えられています。


🌟 フレイルの重要なポイント

  • 語源: 英語の「Frailty(虚弱、もろさ)」が語源です。
  • 状態: 加齢に伴い、体力や気力、社会的なつながりなどが衰え、ちょっとした病気や怪我、環境の変化などがきっかけで、一気に要介護状態や死亡などの悪い転帰に陥りやすくなっている状態です。
  • 可逆性(元に戻る可能性): フレイルは「老衰」とは異なり、適切な介入(栄養改善、運動、社会参加など)によって再び健康な状態に戻る可能性がある(可逆性がある)点が非常に重要視されています。このため、介護予防の観点から注目されています。
  • 多面性: フレイルは単に身体的な問題だけでなく、以下の3つの側面を包含する概念です。
    1. 身体的フレイル: 筋力低下、体重減少、疲労感など。
    2. 精神・心理的フレイル: 抑うつ、認知機能の低下、意欲の低下など。
    3. 社会的フレイル: 社会的な交流の減少、閉じこもり、経済的な困窮など。

🚨 具体的な診断基準(フリードの基準がよく用いられます)

以下の5つの項目のうち、3項目以上に該当すると「フレイル」、1~2項目に該当するとフレイルの前段階である「プレフレイル」と判断されることが多いです。

  1. 体重減少: 意図しない年間4.5kgまたは5%以上の体重減少
  2. 易疲労感: 何をするのも面倒だと週に3〜4日以上感じる
  3. 筋力低下: 握力の低下(タオルが絞れない、ペットボトルの蓋が開けられないなど)
  4. 歩行速度の低下: 横断歩道を青信号で渡りきれないなど、歩くのが遅くなっている
  5. 身体活動性の低下: 外出がおっくうになり、座っている時間や寝ている時間が増えた

フレイルは、早期に発見し、食事・運動・社会参加を促すことで予防や改善が可能です。

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