1. 診断の4大徴候(必須条件)
以下の4点に当てはまる場合、RLSの可能性が非常に高いです。
- 脚を動かしたいという強い欲求がある(不快な感覚を伴う)。
- 安静にしている、あるいは横になったり座ったりしている時に症状が出現・悪化する。
- 歩く、叩くなどの運動によって、症状が軽快する。
- 日中よりも夕方から夜間にかけて悪化する。
2. 原因と背景(二次性RLSの除外)
根本治療を考える上で、以下の背景因子がないかを確認することが重要です。
- 鉄欠乏: ドパミン合成に鉄が必要なため、フェリチン値(目標 50ng/mL以上)を確認します。
- 腎機能障害: 透析患者さんに多く見られます。
- 妊娠: 末期に発症しやすいですが、出産後に軽快することが多いです。
- 薬剤性: 抗精神病薬、抗うつ薬(SSRIなど)、抗ヒスタミン薬が症状を増悪させている場合があります。
3. 治療の戦略
① 非薬物療法(生活指導)
- 嗜好品の制限: カフェイン、アルコール、喫煙は症状を明らかに悪化させます。
- 睡眠衛生: 規則正しい睡眠習慣の確立。
- 物理的刺激: 就寝前のマッサージやストレッチ、足の冷却・加温。
② 薬物療法
ハルシオンなどのベンゾ系はRLSそのものを治すわけではなく、無理やり寝かせるだけになりがちです。根本的には以下の薬剤を検討します。
- 非エルゴット系ドパミン受容体作動薬: プラミペキソール(ビ・シフロール)など。
カルシウムチャネルα2δリガンド: ガバペンチン エナカルビル(レグナイト)など。

コメント