早期胃がんの診断において、バリウム検査と内視鏡検査の感度・特異度は以下の通りです。
バリウム検査(X線造影)の感度は、早期胃がんでは70〜80%程度とされています。特に平坦型などの初期病変は見逃し例も多くなりやすいです。特異度は約85〜90%です。
一方、内視鏡検査(胃カメラ)は、早期胃がんでも感度が90%以上、文献によっては95%近くと非常に高くなっています。特異度も85〜97%と高く、特に視認や生検をあわせて行える点が早期病変に対する診断精度向上につながっています。
要約すると、早期胃がんに対してはバリウム検査よりも内視鏡検査の方が、感度・特異度ともに明らかに優れています。
バリウム検査と内視鏡検査

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