タバコの飲み過ぎや喫煙の影響を健康診断で評価する主な方法としては以下のポイントがあります。
• 血圧と心拍数:喫煙はニコチンが交感神経を刺激するため、血管収縮を起こし血圧上昇や脈拍数増加が見られます。健康診断の血圧測定や心電図の心拍数に影響します。
• 血液検査項目:喫煙により「遊離脂肪酸」の値が上がることが知られており、これが血液検査に反映されることがあります。さらに、赤血球増多や白血球増多も喫煙者に多い変化です。
• 中性脂肪やコレステロール:喫煙は中性脂肪やLDL(悪玉)コレステロールの上昇、HDL(善玉)コレステロールの低下を招き、脂質異常として評価されます。
• 呼吸機能検査:慢性的な喫煙は肺の閉塞を引き起こし、呼吸機能に問題が出てくることもチェックされます。
• ブリンクマン指数という指標もあり、「1日の喫煙本数×喫煙年数」で計算します。指数が400以上で肺がんリスク増加、700以上で慢性閉塞性肺疾患(COPD)などのリスクが高まるとされています。
タバコ

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